DTMで作編曲をするときによく使うプラグイン(リズム編)
どうも、じんじむです。
これから少しずつ、僕が作曲や編曲の際によく使うプラグインをカテゴリ別にいくつか紹介できればと思います。
歌モノとインスト、ついでに言うと、書く曲のジャンルによっても使うプラグインは変わってくるので、ザックリと「気づいたらいっつもコレつかってんなー」ってモノを中心に紹介していきます。
アコースティック系
Addictive Drums2
まずは、みんな大好きAddictive Drums2です。
生ドラムのファーストチョイスは、必ずと言っていいほどコレ。
軽さと音質のバランスがとてもいいので、デモから完パケまでこれひとつでなんでも出来ちゃいます。
1の時から使用しているのですが、2で使える拡張音源(ADPAKS)の質が高い。
後発になればなるほど音がよくなってる気がするので、新しいADPAKSが毎回楽しみです。
個人的に気に入ってるのは「MODERN SOUL AND R&B」と「UNITED POP」、前者はちょっとジャンルを選ぶかもしれませんが、後者に関しては割とオールラウンドに対応できるはずです。
あと、「SESSION PERCUSSION」は、BGMを書くひとにはメッチャおすすめです。
これと、MIDIPAKSの「PERCUSSION BEATS」を購入して、MIDIパターンをDAWに張り付けるだけで、もうほぼ1曲できたも同然(笑)
ただ、付属のプリセットに関しては、結構とがったものも多いので、オーソドックスなロックやポップスを作るとか、ミックス時に各パラデータをしっかり処理するという人は、自分でキットを組むのがいいかと思います。
僕の場合、特にBGMを書く時とかは、普段使わないようなプリセットを選んで、そのサウンドから曲想を得たりすることも多いです。
また各パーツの処理に関しても、Addictive Drumsの中でバランスとっちゃってそのまま2mixで書きだすことも多いです。
そういった処理を内部で簡単にできるのも魅力のひとつだと思います。
値段も容量も専門音源の中では手が出しやすい部類だと思うので、ドラム音源に悩んでる人は是非検討してみてください。
SUPERIOR DRUMMER 2(EZX LATIN PERCUSSION)
お次は、SUPERIOR DRUMMER 2。
なぜ、最新のSUPERIOR DRUMMER 3ではなく2なのかというと、それは上にも書いた通りEZX LATIN PERCUSSIONしか使ってないからです。(笑)
ぶっちゃけ、EZ Drummerでもいいんですが、なんとなくSD2の方を毎回たちあげています。
主にBGMで使用することが多いのですが、歌モノでも全然使えます。
さっきのAddictive Drumsの拡張音源である「SESSION PERCUSSION」とは違って、こちらは初期設定でとてもシンプルな音なので、どんな場面でも使い勝手がいいです。
僕の使い方としては、ガッツリとパーカッションでビートを組む時や、ちょっとソウルとかファンクっぽいグルーヴィなブレイクを組むときは、Addictive Drumsの「SESSION PERCUSSION」で、それ以外の、メインのビートがあって、そこに純粋なパーカッションとしてのコンガやシェイカー、タンバリンといった音色を追加したい場合は、こちらのEZX LATIN PERCUSSIONを使うといった感じです。
クラブ・エレクトロニック系
Stylus RMX
これまた、ド定番のStylus RMXです。
歌モノBGM問わず、ビート的にはいい感じなんだけども、もう少しだけ違うリズムを足してグルーヴ出したいなって時に重宝します。
あと、EXP LibrariesのMetamorphosisはちょっと不穏だったりダークなBGMを書くときのビートとしてよく使用します。
何気に、Core LibraryのSound Menuから選べる各種サンプル(kickとかsnareとか)もクオリティが高いので、サンプルライブラリあんまりもってないなって人は、これと後述するBattery4で十分クオリティの高いトラックが作れると思います。
もうだいぶ古い音源で、あまりにも色んなところで使われすぎてすぐバレるとか、単純に音が古いとか言われたりもしてますが、ポイントポイントで使う分には、まだまだ現役で十分通用する音源です。
BATTERY 4
つづいて紹介するのは、NIのBATTERY 4。
これは、KOMPLETEにも入ってるので持ってる人は多いかもしれませんね。
僕は前バージョンの3の時はあまり使用していなかったのですが、4になってライブラリが追加?されたのかエンジンが変わったのか、デフォルトで入ってる各サンプルも普通に使えるしいい音です。
UIも見やすいし、黒基調のデザインがカッコいい、テンション上がる。
サンプルライブラリとかって買い始めると、無限に増えていってキックにしろハットにしろ、どれにしようか迷うことってあるじゃないですか。
BATTERY 4は、サンプルの数自体はそこまで多くはないんですが、素直で使える音が多く、色々迷った挙句とりあえずBATTERYでリズムを組むみたいなことも少なくないです。
最近海外のトラックメイカーの動画とかをよく見て思うんですが、彼らって結構サンプルとかをザックリ加工するんですよ。
レイヤーする時は、容赦なく下の方EQでカットしたり、各サンプルにインサートでリバーブいれたりとか。
BATTERYはサンプラーなんで、中に各種エフェクトが入っているのですが、どれもシンプルで、付属のサンプルを使う時でも、他のサンプルを取り込んだ時でも、直感的に音を加工出来て、サンプラーとしてもとても優秀だと思います。
KICK 2
最後は、これもクラブ系音楽だともはや定番になったKICK 2。
見てわかる通りキックに特化した音源です。
音がいいのはもちろん、なにより操作がシンプルで分かりやすい。
他の音源でも似たようなこと書いた気がしますが、作編曲していく中で使う音源として、
”見やすい・使いやすい”って”音が良い”ってことと同じくらい大事だと思っています。
欲しいキックの音のイメージが出来ている時や、キックの音色に拘りたい時に、サンプルを加工するのではなく、このKICK 2を使用することが多いです。
音いい・使いやすい・価格が安い
と文句ない音源なんですが、起動時のデフォルトの音がでけぇ。。。
まぁ、フェーダー下げればいいだけなんですが、そんな自己主張せんでもと。
日本のポップスに合うというよりは、バリバリのクラブミュージックや、ポップスでもK-POPや、洋楽のPOPSのようなビートが強い音楽向けな気がします。
各音色がしっかり主張していくような音楽。
以上、僕が普段よく使っているリズム系プラグイン音源の紹介でした。
作編曲していく中で、リズムやビートって、メロやコードくらい大事で、なにより作家の個性がとても出る部分だと思うので、この中で何か気になった音源や、持ってるけどあんまり使ってないやってモノがあったら是非試してみてください。